盗撮中毒者の末路

盗撮から抜け出せずに破滅へと進んでいった愚か者の経験談です。

出勤時に見た光景

学生時代、逆さ撮りの画像をネット上で見かけても気に留めることもなく、ましてや盗撮をすることもなく月日は流れ社会人になっていた。

 

会社へと出勤する為、駅のエスカレーターを歩いていた時だ。

エスカレーターも終わりに差し掛かろうとしたところで、左側で立っていた男性が、目の前の女性のミニスカートにスマホを差し込んで盗撮をしているのを目撃してしまった。

ホームに到着していた電車に飛び乗った為、その男性を捕まえることも女性に対して盗撮をされていたことを教えることもできなかったが、スマホを水平にして背面レンズを天に向けて女性のスカートの中に潜り込ませていた以上、あれは明らかに盗撮現場だった。

かつてネット上で見かけたような逆さ撮りの撮影が身近な所で、一般の女性に対して行われていることを知った僕はショックが大きかったのか、しばらくの間、その逆さ撮りの現場が焼き付いて脳裏からなかなか離れなかった。

 

だが、その時は犯罪行為を目のあたりにしたことに対するショックのほうが大きく、逆さ撮りそのものに惹かれることはなかった。

その時の自分は正常であり、蝕まれる前だったのだ。

盗撮を行うキッカケ

僕は盗撮を行って逮捕の経験がある。

 

盗撮と言っても、その種類は様々だ。

銭湯や風呂での入浴中の全裸の盗撮、トイレで用を足している姿の盗撮などはイメージしやすいかもしれない。

僕は女性のスカートの中、つまりパンツの盗撮で逮捕された。

 

僕は女性の脚が好きだ。

街中でスラリと伸びる綺麗な脚の女性を見ると思わず視線が向いてしまう。

太ももやふくらはぎだけでなく僕はつま先や足の裏などに対しても興奮してしまう。

それも生足ではなく紺ハイソックスや黒パンストを履いた脚には異常なまでに欲情してしまう。

 

脚フェチでもあり、女性の下着フェチである。

下着を身に着けた女性の姿はもちろん、下着単体だけでも好きだ。

 

この二つの性癖嗜好は思春期時代から既に自覚していたが、それでも盗撮としようとは思わなかったし、盗撮動画などでもオナニーをすることもなかった。

女性の背後などに立って、スカートの中にカメラを差し込んでパンツを撮影する行為は、カメラレンズを上に向ける(逆さ)ことから「逆さ撮り」と呼ばれている。

逆さ撮りで撮影された盗撮画像をネット上で目撃したこともあるが、当時の自分にはそれに興奮することが理解できなかった。

 

では、逆さ撮りに惹かれもしなかった僕が何故、逆さ撮りを実行してしまったのか。