盗撮中毒者の末路

盗撮から抜け出せずに破滅へと進んでいった愚か者の経験談です。

気付き

逆さ動画に興奮するようになった僕はネット上で逆さ動画を探し回った。

エスカレーターから女性の背後から盗撮したモノ、買い物中に商品を吟味している女性の背後から盗撮したモノ。

シチュエーションこそ異なるものの基本的には女性の死角からカメラを差し込んでスカート内部を盗撮するという内容はどの動画も変わらない。

そのはずなのに飽きもせずに僕は文字通り家に引き籠って朝から晩まで盗撮動画を探しては見続けた。

 

盗撮動画を見ていくうちに、その手法も複数存在することが分かった。

 

・カバンに偽装させた盗撮方法

カバンに小型カメラを仕掛けて、盗撮をする方法だ。

肩から掛けたり、手で持つことによって女性のスカートより下にカメラを持っていくことが出来て、不自然にならずに逆さ撮りが出来るようになる。

外見上、意識的に探さなければカメラで撮影しているとは分からないので、人によっては対面で接客中の女性店員のスカート内部に差し込んで、正面からパンツを至近距離で撮影している動画などもあり、バレにくくネット上に出回っている逆さ撮り動画のほとんどはこれによるモノだと思われる。

 

・靴に偽装させた盗撮方法

靴のつま先や、足首部分にカメラを仕掛けて、盗撮をする方法だ。

カメラの位置が低く、ミニスカートだけでなく丈の長いスカートなどの撮影がし易い。

エスカレーターや階段などで不自然に近づかなくともスカートの中を映る為、不自然な行動をせずに撮影が可能。

カバンと比べるとカメラの位置が低いので通常時の撮影ではパンツは大きく映せないが買い物中にしゃがみ込んで商品を探す女性のお尻と地面の間に差し込んで、ドアップのパンツを撮影することもできる。

 

・手持ちカメラやスマホでの盗撮方法

そのままの通り、手に持ったカメラやスマホでスカート内を撮影する方法である。

傍から見れば明らかな盗撮行為であり、バレる危険性は最も高いが特殊機材などを購入せずとも行えるハードルの低さでネット上に出回る動画の数も少なくない。

 

主に上記の3つがネット上に存在する逆さ動画の撮影方法である。

手法や、撮影場所、被写体である女性の服装や下着の色やデザインなどどれを取っても同じ動画はなく、逆さ動画を見たいという欲求が際限なく襲ってきては動画探しに明け暮れた。

 

そして春も近づきつつあるとき、盗撮願望が僕の中に芽生えていた。